ランドセルの購入予約は、できれば入学式の1年前には済ませておきたいところです。
人気のランドセルは夏ごろにはもう売り切れてしまうため、冬の終わりから春ごろにかけて予約を行ったほうがよいでしょう。
しかし、ランドセルにも色々な種類がありますから、子供にどれをプレゼントすれば良いのか迷ってしまうという方も多いのではないかと思います。
「うちの子は外で遊ぶのが好きなんだけど、それにぴったりのランドセルを探している」
「できれば軽くて背負いやすい、登下校が楽になるランドセルを買ってあげたい」
そんな皆様に向け、当記事では人工皮革製品としては業界トップクラスに優れている「フィットちゃん」と「セイバンランドセル」をご紹介いたします。
どちらも良いランドセルであることには違いないので、あとは以下の比較記事をお読みいただき、お子様の体格や習慣、登下校時の状況に合ったものをお選びいただければ幸いです。
外で遊ぶのが好きな子にぴったり?フィットちゃんとセイバンランドセルの特徴
フィットちゃんとセイバンランドセルは、一部例外を除き、人工皮革で作られたランドセルです。
まずは両製品の共通点、素材やランドセルの構造について簡単にご説明したうえで、価格や安全装置など、両製品の違いをご紹介したいと思います。
共通点①:素材が人工皮革。汚れに強く手入れが簡単!
フィットちゃんとセイバンランドセルには「人工皮革」という素材が使用されています。この人工皮革の特徴は、汚れに強く手入れが簡単であるということ。
たとえば登下校の最中や、公園で遊んでいるときなどにランドセルに砂や泥が付着したとしても、濡らしたふきんでさっと拭き取れば新品同様に綺麗になります。
水にも強く、雨の日の登校も安心。しっかりと水を弾いてくれるため、勉強道具が濡れずに済みます。
牛革やコードバンなどの天然皮革と比べると、汚れや水濡れに強いと言うことができるのです。そのため、フィットちゃんとセイバンランドセルは外で遊ぶのが大好きな子供にぴったりのランドセルだと言えます。
また、人工皮革という素材は、文字通り人工的に作られた素材であるため、ランドセルの色や形を自由に設定できるというメリットも有しています。
天然皮革製のランドセルに比べると、人工皮革製のランドセルは色や形のバリエーションが豊富で、子供がその中から好きな色形のランドセルを選べるようになっているのです。
もちろん天然皮革にも良いところはありますが、汚れや水濡れへの強さ、デザインの豊富さで選ぶのなら、フィットちゃんやセイバンランドセルなどの人工皮革製品がおすすめです。
共通点②:天然皮革製品と比べるとどちらも価格が安い!
「天然皮革製品よりも価格が安い」、これも人工皮革製品の大きなメリットのひとつです。
牛革やコードバンのランドセルは、7万円~10万円はすることがほとんどですが、人工皮革製品の価格は1万円~7万円程度に設定されていることが多いです。
しかし1万円や2万円くらいの安物は、壊れやすい、潰れやすいなど、構造に問題があることも少なくありませんので、購入するなら4万円~7万円クラスのランドセルがおすすめです。
フィットちゃんとセイバンランドセルの製品は、いずれも4万円~7万円クラスで、実際丈夫です。小学校入学から卒業までの6年間、よほど乱暴な扱いをしない限りは使い続けられるでしょう。
格安ランドセルよりは遥かに高品質で丈夫なのが、フィットちゃんとセイバンランドセルの特徴です。
共通点③:6年間の保証が付く!
フィットちゃんもセイバンランドセルも、6年間の保証が付きます。
これはたとえばナスカンや背カンが外れてしまった、反射板がとれてしまった、錠前に不具合が出たなど、何らかの故障が発生してしまった際に、無料で修理をしてもらうことができるというものです。
保証書とランドセル本体があれば修理をしてもらえますので、6年間安心して使用することができます。
ただし、故障の内容によっては保証の対象外となるケースもありますので、注意が必要です。
たとえばハサミやカッターで傷つけてしまったとか、長年使い続けたことにより小さな傷が増えてきたとか、そのようなケースは保証の対象外となります。
たとえ保証書を提示したとしても無料修理はしてもらえませんのでご注意ください。
共通点④:体にぴったりフィットする形状で背負いやすい!
突然ですが皆さんは、小学校に通っていたときに「荷物が重いなぁ」と感じたことはありませんか?
おそらくそう感じたことのある方が大半だと思いますが、荷物が重いと感じた理由はもしかするとランドセルの構造に原因があったのかもしれません。
昔のランドセルというのは、背負ったときに体とランドセルとが密着しない構造だったのです。背中の上部とランドセルに隙間ができてしまい、ランドセルがずり下がって重心が下に移動してしまいます。
それを背負って歩くと、ランドセルを前に引っ張るような格好になりますので、荷物がより重く感じてしまうのです。
それに対しフィットちゃんやセイバンランドセルは、ランドセルが子供の体にぴったりフィットする形状となっています。
体とランドセルに隙間ができないため、重心が下がらず、かつ安定します。昔のランドセルよりも遥かに背負いやすく、荷物が軽く感じるのです。
もちろん重さの感じ方には個人差がありますけれども、フィットちゃんやセイバンランドセルのような構造のランドセルは、昔の製品や安物と比べれば20%程度は荷物が軽く感じるようになると言われています。
登下校もずっと楽になるでしょう。
共通点⑤:特殊素材が内蔵されていて型崩れしにくい!
フィットちゃんとセイバンランドセルには、ランドセルの型崩れを防止する特殊な素材が埋め込まれています。
フィットちゃんに内蔵されているのは、トリプルガードという特殊素材。ランドセルの開口部を補強し、手で強く押したり潰したりしても型崩れしない構造になっています。
一方、セイバンランドセルに内蔵されているのは、タフかるプレートという特殊素材です。
この素材はランドセルの側面と下面を包み込むように埋め込まれており、こちらも型崩れしない丈夫な構造となっています。
使用されている素材は異なりますが、どちらのランドセルも丈夫で型崩れしにくいという点では一致しているのです。
ただし、丈夫とはいえ、故意にランドセルを押しつぶすようなことはしないでください。もし万が一それでランドセルが壊れてしまうと、有償で修理をしてもらわなければなりません。
丈夫さを確かめるためにあえてランドセルを潰すようなことは絶対にしないでくださいね。
フィットちゃんとセイバンランドセルの違いについて解説
上述の通り、フィットちゃんとセイバンランドセルには共通点も多いのですが、では逆にどのような違いがあるのでしょうか?
ここからは、両製品の違いについてお話ししてまいります。
相違点①:ランドセルの販売価格
フィットちゃんもセイバンランドセルも、製品ごとに価格が異なります。
大体の価格が4万円~7万円という点では同じですが、まったく同じというわけではありません。シリーズごとのランドセルの価格を見てみましょう。
フィットちゃん:男の子用
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商品名 | 価格 |
グランナイト | 46,530円~77,000円 |
グッドボーイ | 50,380円~56,100円 |
タフボーイ | 47,520円~54,450円 |
ハンサムボーイ | 48,180円~57,200円 |
フィットちゃん201 | 46,530円 |
フィットちゃん:女の子用
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商品名 | 価格 |
ロイヤルローズ | 63,360円~79,200円 |
ジュエリープリンセス | 62,370円 |
プティガール | 50,380円~54,450円 |
プレミアムゴールド | 53,460円~58,300円 |
べっぴんさん | 54,450円 |
セイバンランドセル:男の子用
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商品名 | 価格 |
モデルロイヤルドラグーン | 69,300円 |
モデルロイヤルベーシック | 63,800円 |
天使のはねクラシック | 58,300円 |
ワンパシンプル | 63,800円 |
コンバースシンプルボーダー | 60,500円 |
セイバンランドセル:女の子用
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商品名 | 価格 |
モデルロイヤルクリスタル | 69,300円 |
モデルロイヤルベーシック | 63,800円 |
レジオ | 66,000円 |
天使のはねクラシック | 58,300円 |
ラブピレーシィハニー | 60,500円 |
このようになっています。フィットちゃんの同シリーズの価格に開きがあるのは、安全装置等の有無により価格が変わってくるからです。
基本的に高額な商品ほど機能が充実していて、安全性も高いと考えてください。
さて、こうして2つのメーカーのランドセルの価格を並べてみてわかることは、フィットちゃんのほうが全体的に価格が安いということです。
どちらも良いランドセルですので、安いからといってダメというわけではありません。あとは両ランドセルのデザインや色、安全装置等を見て決めると良いでしょう。
相違点②:安全装置
続いては安全装置について。まずはフィットちゃんですが、こちらには「安ピカッ」と呼ばれる事故防止機能が付いています。
光を強く反射する、特殊な素材がランドセルの輪郭に沿って埋め込まれているため、夜道でもランドセルを背負った子供の歩いていることがはっきりとわかるようになっています。
ドライバーに歩行中の子供の存在をしっかりと知らせることができるため、事故に遭う危険性は低くなります。
他方、セイバンランドセルには、光を反射する特殊な鋲が打ち込まれており、夜道での事故を防止することができます。
また、セイバンランドセルはいわゆる「セパレート方式」で、10㎏前後の力で鞄が引っ張られると、自動的に肩ベルトとランドセル本体が分離する仕組みになっています。
自動車、自転車のタイヤにランドセルが万一引き込まれてしまったとしても、子供の命を守ることができるのです。
このように、フィットちゃんとセイバンランドセルには安全面においても違いがあります。そのことを踏まえたうえで、どちらのランドセルにするか決めていただければ幸いです。
相違点③:ランドセルのデザイン
当然のことながら、フィットちゃんとセイバンランドセルは色も形も異なります。
どちらのランドセルにも非常に魅力的なデザインがありますので、ぜひ公式サイトをご覧いただきたいと思います。色のバリエーションも豊富ですので、ぜひお子様とご一緒に眺めてみてください。
たとえばフィットちゃんランドセルには、青い刺繍が入ったスポーティなグッドボーイや、メタリックなハンサムボーイ、高級感あふれるイートンクラブなどのシリーズがあります。もちろんシンプルで可愛らしいフィットちゃんシリーズも大人気です。
他方、セイバンランドセルには、艶を抑えた落ち着いた印象のモデルロイヤルドラグーンや、メカニカルなワンパメカニカルスポーツ、かっこいい筆箱を思わせるコンバース、シンプルでどんな服装にも合う天使のはねなど、様々なシリーズが用意されています。
いずれのランドセルも2~5色程度の中から好きな色を選ぶことができ、自由度はかなり高いです。きっとお気に入りのランドセルが見つかることでしょう。
このほか、シリーズごとに若干の重さの違いはありますが、せいぜい100g~200g程度の違いです。
基本的には価格と安全装置の内容、色形で決めるのが良いと思います。
相違点④:背カンの構造
最後に肩ベルトの構造。両メーカーの最も大きな違いともいえるかもしれません。
背カンとは、肩ベルトとランドセル本体を接続する部分のことですが、フィットちゃんはこの背カンが左右非連動式で、セイバンランドセルは連動式となっています。
非連動式のメリットは、子供の体の成長に合わせて、背カンがちょうどいい位置に自動で移動してくれるということ。子供の体が大きくなっても窮屈にならず、無理なく背負うことができるという特徴があります。
一方、連動式のメリットは、重心が常に一定、中央に来るため、背負ったときに安定感があるということです。
外で走り回ったりすることが多い子供には連動式のほうが良いかもしれません。
フィットちゃんとセイバンランドセル徹底比較まとめ
以上、フィットちゃんとセイバンランドセルの情報をお届けいたしました。
どちらも人工皮革製のランドセルの中では、業界トップクラスの品質を誇ります。背負いやすさや耐久性についてはそこまで大きな違いはありませんので、あとは価格や安全装置、色やデザインなどで決めるのが良いでしょう。
ぜひ皆さんもお子様と一緒に、公式サイトを閲覧してみてくださいね。